「ヨガより楽そう」「ゆっくりした動きだから大丈夫」と思って始めたのに、想像以上にきつかった……そんな声はピラティス初心者にとても多いもの。
なかには、ピラティスに関心があるものの、初心者だとキツイという意見を目にして自分でも通えるのだろうか悩んでいる方もいるはずです。
実際は、キツイと言われる理由のなかでもいくつかに分かれます。人それぞれではあるもの、このピラティスに対するキツさも徐々に慣れていくものです。
この記事を読めば、キツさの原因と慣れるまでの目安期間だけでなく、初心者の方にもおすすめのピラティススタジオまで理解できるようになるはずですよ。
ピラティス初心者がきついと感じる6つの理由
ピラティスを始めたばかりの方がキツさを感じるのには、主に6つの理由があります。
- 体幹・インナーマッスルが弱い
- 呼吸と動作を同時に行うのが難しい
- 正しいフォームの習得に時間がかかる
- 柔軟性が不足している
- グループレッスンでペースが合わない
- 効果が出るまで時間がかかり達成感を感じにくい
まずはその原因を一つひとつ確認しましょう。
1. 体幹・インナーマッスルが弱い
ピラティス初心者の方がキツイと感じる原因の1つとして、体幹・インナーマッスルの弱さが考えられます。
ピラティスは、日常生活ではほとんど使わない深層筋(腹横筋・多裂筋など)を集中的に使うエクササイズです。これらのインナーマッスルは、体の奥深くにあり、普段の動作ではなかなか鍛えられません。
ピラティスを始めたばかりの方は体幹が弱く、バランスを保つために表層の大きな筋肉で補おうとしてしまいます。その結果、全身に余計な力みが生じ、疲れやすくなるのです。
2. 呼吸と動作を同時に行うのが難しい
呼吸と動作を同時に行うのが難しいのも、ピラティス初心者がきついと感じる理由の1つです。
ピラティスでは、横隔膜を活用した胸式呼吸が基本。肋骨を横に広げるイメージで息を吸い、お腹の底から細く長く息を吐くという独特の呼吸法を動作に合わせて行う必要があります。
しかし、初心者のうちは動きを覚えるだけで精一杯。呼吸が浅くなったり、つい止めてしまったりしがちです。呼吸が止まると体に十分な酸素が行き渡らず、疲労感が一気に増します。
さらに呼吸と動きが噛み合わないことで頭が混乱し、動作への集中力も途切れてしまうことも、想像以上にピラティスはキツイと感じる大きな原因のひとつです。
3. 正しいフォームの習得に時間がかかる
正しいフォームの習得に時間がかかることで、初心者の方にとってはきついと感じるケースもあるようです。
ピラティスのレッスンでは「骨盤ニュートラル」「肋骨を締める」など、日常生活では聞き慣れない専門用語が頻繁に出てきます。言葉の意味を理解しながら、同時に体を動かさなければならないため、頭と体が追いつかない状態になりやすいのです。
特に初回のレッスンでは、動きを理解する前に次の動作へ進んでしまい、進行スピードが速いと感じることも少なくありません。
4. 柔軟性が不足している
体が硬いと可動域が狭くなり、インストラクターの指導通りのポジションに体が届かないケースがあります。無理に動かそうとすると、余計な筋肉に力が入り、体への負担がどんどん大きくなってしまいます。
ただし、柔軟性がないからピラティスができないわけではありません。むしろ、ピラティスを続けることで柔軟性アップにつながります。今は体が硬くても、焦らず続けることが大切です。
5. グループレッスンでペースが合わない
インストラクターがクラス全体に向けて指導を行うグループレッスンにおいて、初心者はペースについていけず、きつく感じてしまうことがあります。
また、周囲の経験者がスムーズに動いているのを見て「自分だけできていない」と焦ってしまうこともあるでしょう。焦りから余計な力みや萎縮が生じ、さらにキツさが増すという悪循環につながります。
6. 効果が出るまで時間がかかり達成感を感じにくい
筋トレやランニングと違い、ピラティスは「何回こなした」「これだけ汗をかいた」というわかりやすい達成感が得にくい運動です。そのため「本当に効いているのだろうか」と不安を感じてキツさだけが際立ってしまうことがあります。
一方で、ピラティスはインナーマッスルへの変化よりも、先に「姿勢が楽になった」「体が軽くなった」という体の感覚として現れやすいのが特徴です。これらはすべて、ピラティス初心者に共通する正常な反応です。キツさを感じているということは、体が正しく反応しているサインでもあります。
数値や見た目の変化より先に、体の内側から変わっていく感覚を大切にしましょう。それがピラティスを続けるモチベーションになります。
ピラティス初心者が「キツさ」に慣れるまでの目安となる期間
ピラティス初心者が「キツさ」に慣れるまでの目安となる期間は、1〜2ヶ月が目安とされています。
始めた当初は慣れない動きを覚えたり、筋肉痛になったりと、きついと感じる方が多いかもしれません。ですが、このキツさがいつまでも続くわけではありません。多くの方は段階的に変化を感じていきます。
最初の数回は、動作と呼吸の同時進行に戸惑う時期。「これで合っているのかな」と、初めのうちは手探り状態になるのは当然のことです。うまくできなくて当たり前なので、焦らず取り組みましょう。
1ヶ月(4〜5回)を過ぎると、姿勢の改善や柔軟性の向上を実感し始める方が多くなります。「なんとなく体が変わってきた気がする」という感覚が出てくる時期です。呼吸と動きが少しずつ噛み合い始め、レッスンが楽しくなってくるタイミングでもあります。
仮に、ピラティスは週1回だと意味がないのではと感じる方もいるかもしれません。しかし、仮に週1回でも続けることで、少しずつ実感を得られるようになります。
2〜3ヶ月(9〜10回目)になると、体の変化が目に見えて実感できるようになり、動きも格段に楽になります。正しい動作で取り組めていれば、「最初はあんなにきつかったのに」と感じる方がほとんどです。最初の壁を越えると、ピラティスの奥深さにハマっていく方が多いのもこの時期です。
なお、レッスン外で軽いストレッチを日課にすると、体の柔軟性と可動域が広がり、慣れるのがさらに早くなります。レッスンと並行して取り入れてみましょう。
初心者がピラティスのキツさを乗り越える3つのコツ
キツさの原因がわかれば、対策も立てられます。初心者がすぐに実践できるコツを3つ紹介します。
- 完璧にやろうとせず自分のペースを守る
- マットよりマシンピラティスを試してみる
- グループよりプライベートレッスンを選ぶ
順番に見ていきましょう。
1. 完璧にやろうとせず自分のペースを守る
ピラティスは、回数や速さよりも正確さが大切な運動です。できない動きがあっても焦る必要はありません。まずは、簡単な動きからはじめ、できる範囲で正確に動くことを意識しましょう。
周りの経験者と自分を比べず、自分のペースで取り組むことが上達のいちばんの近道です。わからない動きがあれば、遠慮せずインストラクターに聞きましょう。
2. マットよりマシンピラティスを試してみる
マットピラティスで挫折しそうになっている方は、マシンピラティスがおすすめです。マットでは自分の体重をすべて自分で支える必要がありますが、マシンではスプリングの補助を使いながら動くことができます。
そのため正しい姿勢を保ちやすく、初心者でも動きのコツをつかみやすいのが特徴です。キツさが軽減され、ピラティス本来の気持ちよさを感じやすくなりますよ。
3. グループよりプライベートレッスンを選ぶ
グループレッスンでは全体のペースに合わせる必要があるため、初心者には負担が大きくなりがちです。自分のペースで取り組めるプライベートレッスンへの切り替えがおすすめ。
特に最初の1〜2カ月は、フォームの基礎を固める大切な時期です。この時期にプライベートレッスンで正しい動きを身につけておきましょう。
ピラティス初心者の方はプライベートレッスンがおすすめ
本記事では、ピラティス初心者の方であればプライベートレッスンをおすすめします。
ピラティス初心者がキツさを感じる原因の多くは、フォームの誤りと呼吸のズレです。グループレッスンでは全体への指導が中心になるため、個々のフォームの誤りに気づかないまま続けてしまうリスクがあります。間違った状態で体を動かし続けると、キツさが解消されないばかりか、体への負担が増してしまうことも。
一方、プライベートレッスンなら一人ひとりの姿勢のクセや体の状態を見ながら、その場でフィードバックが受けられます。キツさの原因を早期に修正でき、一人ひとりに合わせた負荷調整も可能です。
多くのプライベートスタジオでは、体験レッスンを用意しています。まずは体験して、インストラクターとの相性を確認してから通い始められるのも安心できるポイント。初心者期間にフォームをしっかり定着させておくことが、その後の上達スピードに大きく直結します。
初心者向けプライベートピラティススタジオ3選
数あるピラティススタジオの中から、初心者の方におすすめのプライベートスタジオを3つ厳選しました。
- luluto
- STUDIO IVY
- La pilates
それぞれ、特徴と合わせて解説していきます。
1. luluto: 理学療法士考案

luluto(ルルト)は、理学療法士が考案したプログラムを提供するプライベートレッスン専門スタジオです。医学的根拠に基づいた質の高い指導が特徴で、自分自身の体とじっくり向き合える環境が整っています。
運営母体は、全国に「青山筋膜整体 理学BODY」を94店舗以上展開し、Google口コミ2,000件超えを誇る株式会社理学ボディ。「身体を変える(ル)、最短ルート(ルト)」という店名の通り、解剖学に基づいたトレーニング内容によって、1回のレッスンでも姿勢や体の動きを変えることに徹底してこだわっています。
レッスン内容は、一人ひとりの目的やその日の体調、運動経験に応じてカスタマイズ。1対1のプライベートレッスンを専門としているため、自分に合ったペースで集中できます。
2. STUDIO IVY:リーズナブルな価格設定

「STUDIO IVY(スタジオアイビー)」は、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのレッスンが受けられます。
プロのインストラクターが、マシンの使い方や正しい体の動かし方をマンツーマンで細かく丁寧に指導。レベルに合わせて負荷を調整することもできるため、初めての方でもピラティスの効果をしっかりと実感できます。
さらに、プライベートレッスンは高額なイメージがありますが「STUDIO IVY」は、月謝制で1回あたり6,500円から受講できるリーズナブルな価格設定も魅力です。安いからこそ継続しやすく、コスト面でプライベートレッスンを諦めていた方にとっても嬉しいスタジオです。
3. La pilates:骨膜整体×ピラティス

「La pilates(ラピラティス)」では、骨膜整体×ピラティスという独自のWアプローチで、マンツーマンレッスンが受けられます。
固まったアウターマッスルを整体で緩めた後に、ピラティスでインナーマッスルを活性化。短時間で体に効果的に働きかけ、確かなトレーニング効果を実感できます。
専任の女性インストラクターから、一人ひとりの体調やニーズに合わせた、最適なオーダーメイドプランを提供してもらえます。トレーニングからリラックス法、姿勢改善や柔軟性向上まで全方位的にサポート。あらゆる方にフィットするパーソナルプログラムを受けられます。
ピラティス初心者のキツさは必ず乗り越えられる
ピラティスが初心者にきつく感じられるのは、インナーマッスルが弱い、呼吸が難しい、フォームの習得に時間がかかるなど、いくつかの理由が考えられます。どれも初心者なら誰でも経験することで、決して特別なことではありません。
今キツさを感じているなら、それはむしろ体が正しく反応しているサインです。1〜3ヶ月続けると体の変化を実感し始める方がほとんどで、最初の壁を越えればキツさよりも気持ちよさが勝るようになるはずです。
一人で悩まず、プライベートレッスンでインストラクターのサポートを受けながら、自分のペースでピラティスと向き合ってみてください。

